2007年7月17日火曜日

リテレール1996summer、お土産写真


何時どこで、見つけたのか、すでに覚えがないが
数日前から、手元に表題の古い雑誌がある。
特集は『写真集を読む。』、
飯沢耕太郎が、
荒木経帷の私家版『センチメンタルな旅』に
掲載されている写真一枚一枚を、
説明している記事が、気になって
多分、倉庫の片隅から持ってきたのだろう。
朝ご飯の後、何気にその本をめくっていると
ヴェネツィアの水上タクシーの話を見つけたり、、、
この料金が、リラで書かれていた。
その本の何かの記事に触発されてということは
まったくないのだが、

「お土産写真」のことに、頭が停まる。
お土産写真とは、
僕が名づけた旅行写真の、一つのカテゴリなのだが
旅先で、見たものの内
持って帰れないもの、買って帰れないもの、
買うほどではないけれど、誰それさんに見せて上げたいものなどを
写真に撮った『写真』をいう。
実用的・即物的な写真群である。

思いついたのは、2000年5月のパリ・スペインの旅。
多分それを始めて意識したのは、上の写真。
2000年9月の、パリでは意識してたくさん撮った。
コンセプトはともかく、一つの切り口なので
実際、僕にとって旅行写真の『方法のひとつ』でもあった。
よくあるモチーフは、看板やショーウィンドウ。
著作権的な問題もはらんでいるので

微妙に、個人的用途を匂わせた命名だ。

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