2009年1月20日火曜日

渾身の生臭い話、、多分長文?

夕方、M氏がお仕事帰り
先日、お届けした僕の写真集代金をお支払いに、

スタジオに寄ってくれた。
仕事をはじめ、モロモロ・ヤマホド御世話になっており、

お互い、葬儀委員長を約束した仲のM氏にも、贈呈しないの?
まぁね、
今回の写真集、原則「贈呈」はしない。
ブッチャケ、、、この言葉(そろそろ死語だが)大嫌いで
「ブッチャケ、、、」と、
どの話にも接頭語のように話していた某モデルさんには
今も違和感があって、覚えている、、、可愛いと言うよりは色っぽい娘だった。
彼女が初めてその言葉を聞いた人だった。
あえて、ブッチャケ
この写真集、風媒社刊とうたいながら、

事実上自費出版で、完売しても「持ち出し」
、、、これ以上の内情は「ブッチャケ」ないが
そんな事情も含め、

「原則」の反対語として「例外的に贈呈」する方々は
直接、制作でお手伝いくださった方と、
出版社が書評などを依頼する関係の方々、
海外に住む友人程度にするつもりだ。

(そちら方面は、明日以降発送作業に入るから、、、Tさん)
それで気づいたのだが、
今度のヴェネツィアには、2、3冊持っていこう、、、特別な意図はない。
(ヴェネツィア≠イタリアでは、言葉が通じないので、世界言語的なイメージのご挨拶にでも )

さて、生臭い話で恐縮だが、
前述=お金の問題だけでも無い。
自分の経験を振り返えると、もらった本はあまり読まないからだ。
たとえ、在庫の山が出来ても、ゴミななるよりは良しとする。

(印刷数を決める時、在庫を想像して一冊の厚さx冊数を計算したっけ)
この写真集は、当社営業ツールでもあるのだが
それは、今後の話。
とりあえず、身銭を切って「欲しい」と思ってくださる方だけに
お渡しできれば、僕は十分満足。
「生意気」に聞えるかもしれないが、それぐらいの内容はあるという自負もある。
「生意気」で思い出した、
このブログ、クライアント関係者もご覧になる可能性が有り
書けないこともあったのだったが、
先日の「毒のあるブログ」あたりから
毒も、生臭い話も書くぞっと決意。

写真集を売る話を書きはじめたのは、
「真冬の写真館」で買っていただいた写真集の集計を見たことが引き金だ。
失業中のYさんも買ってくれた、ヘアメイクのIさんは3冊も(どうするの?)買ってくれた。
10年ほど前、

うちのスタジオで3ヶ月間の期間限定修行したI君も、買ってくれた。
10年間ほど、スタッフとして働いてくれたT君は買いたいと言ってくれたが
二日目、予想を超える数のお客様のおもてなしを
手際よく、長時間に渡って手伝っていただいたお礼に
(特に、エスプレッソ・マシンを動かし始められたのは、彼が登場してから)
贈呈させていただいた。

その彼、写真業を2年ほど前に廃業して以来
特に、写真館にお越しいただいた時は、元気なく見えたのが気懸かりではある。
購入者リストを見ると、広告関係カメラマンにあまり買ってもらえていない。

んーん、お金大好きだが、「絡む」とやだね。
そのカメラマン諸氏に、不満を言うつもりは無いが、
もしかしたら、彼らは僕の写真集を
大枚¥3900も払って買う価値が無いと判断したのかもしれない。
ならば、僕の不徳である。
もちろん、僕はそう思っていない、、、これ以上は書かない。

そういえば、M氏から
「真冬の写真館」に行きたかったが、お越しいただけなかったある人が
「最近、深いお付き合いでは無いので」と、おっしゃった件も聞いた。
その方は、写真発注側の人で
ある「こだわり」で写真を撮られることを希望されていたのは知っていた。
「遠慮はご無用」と思うとともに、
「最近お付き合いが無い」のなら、「お仕事で、お声をかけてくださいよ!」と
声を大にしていいたい。
写真集も、写真館も
交流イベントであるとともに、営業イベントでもあると
どうも皆様、思っていらっしゃらないらしい。
そんな「生臭い内情」もあるのですよ!、、と

「ブッチャケ」ることにしたこのブログには書いておこう!
もちろん、お友達系マッタリイベント(ほぼ飲み会)でもあるので
それ系の方は、そのつもりで今後も遊びに来ていただきたい。
生臭さついでに、現在ブログ表紙になっている当該写真集。
ご購入希望の旨、メールやコメントからお知らせいただければ
送料無料(メール便)で、通販に対応させていただくつもりだ。

よ・ろ・し・く! 、、、にしても、お金大好きだが、「絡む」とやだね。
写真集の中身には自信有り、「今流」ではないかもしれないが

その代わり、時間で流されない写真だと
自負を超え、自惚れている(笑)

今日、M氏曰く
加齢に伴い「ゆるく」なってきた、、、と
それって「下」とか?、と僕は思ったが
そうではなく、彼の意味したところは
自己規制だったり、自負心だったりするらしい。
僕も「ゆるく」なっていると思うが
それこそが、ある意味「老人力」
僕は老人では、まだないが
「ゆるく」なった自分が撮る写真は
きっとケレンミがとれて、良くなっていくだろうと
期待している。
多分、2006,2007年のヴェネツィア以上に
「けれん味」のない写真が撮れそうだ。

追伸:
「けれんみ」と打って、漢字変換しよう思っても漢字が出てこない。
ライターであり、写真集の装丁をしていただいたT君の奥様、
そして心の妹=Mちゃんに、電話で聞いても、
最近は、新聞でも「けれん」はひらがなとのこと
僕のいい加減な記憶では、「ケ」はヤマイダレに似た画数の多い漢字だった。
どなたか、ご存知の方がいたら、コメントからでも、お教えくださると嬉しい。
M氏以外にコメントを返してくださる方が、少なすぎるので!

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

M氏以外でなくて、申し訳ないが。
けれんみ、外連味と書いて、もともとは歌舞伎用語、らしい。
今、辞書を引いてみたのだが。
「ゆるくなる」と「外連味」がなくなるかどうかは、保証の限りではない。

by M

nambu さんのコメント...

早速のご指摘ありがとうございます、M様。
僕は「けれんみ」の「れん」の漢字
暖簾の簾と思いすごしていたらしく
画数の多い感じだった思いがありました。
でも外連味と書かれたら、
多くお人は読めませんよね、、、僕だけ?

nambu さんのコメント...

ハックル山口君から、メールで
「ケレンは外連=芝居で俗受けを主とする演技、とのことです。」と
お教えいただいた。
こちらから、ありがとう。