2009年11月9日月曜日

セヴンティーン

昨日はとても可愛い17歳のモデル宣材撮影。
新人と聞いていたが、会ってみたら去年も撮ったコ。
去年、アルバム掲載期限ギリギリに滑り込んで来た子だった。
去年は歯の矯正中で、笑えば「ワイヤー」という具合だったが
今年は、矯正ワイヤーも取れ、慣れたせいか話も弾む。
来春高校卒業だが、進学はせずフリーターをしながらモデルをすると言う。
今はサーティーワンでバイトしていると言う。
前髪を上げて髭を生やせば、お父さんとおんなじ顔になるといい。
「子供の私が言うのもなんですが、お父さんはカジュアル系ですっごくカッコイイ」と
言ってのける。
彼女、外人の匂いが好きだが、
それが香水の匂いか?体臭か?はわからないとか、言ってるかとおもえば
通学途中でいつも見かける留学生=高校生に今夢中で
偶然別の場所でも会ったことで「運命」を感じ、声をかけたそうだ。
ヘアメイクさんに「それ逆軟じゃない?」と突っ込まれると
「そうとも言う」と答えていた。
宣材の撮り始めは、白飛ばしのバックで全身カット。
黒ベースにスパンコールイッパイのAラインワンピース、
顔の雰囲気はシャープと言うより、「ホンワカ」系なので
クールなセッティングでは、ちょっと違う感じもあったが「ま」終了。
2カット目はオフホワイトのニットワンピースをスタジオ駐車場の緑をバックに。
3カット目、撮影用に持ってきた洋服をパスして、
当日着てきた服装で撮影することにした。
モデル宣材撮影ではよくあることだが、本人が撮影用に用意してきた衣装より
当日着て来た服の方が似合っている場合がよくある。
ま、憧れの部分とギャップがあるということか?
その3カット目の服用に、ヘアメイクをチェンジしているところを
オフショットで撮りはじめると、これが可愛い!
オフショットでいい表情が撮れることはよくあることなので
チャンスがあれば撮るようにしているが、
考えようによっては「プロカメラマン失格」宣告されているようなものだ。
メイクが仕上がり、ロケに出ようとすると
スタジオ玄関での自然光に照らされた彼女=イイ感じ。
そこでまたオフショット風に撮影を始めると、おどけて見せる彼女=イイ感じ。
その後ロケ撮影もこなし、ユッケ丼でランチをしその日の撮影終了、解散。
少しして、そのセヴンティーンが戻ってきた。
外人の匂いの話をした時、
「撮影が終わったら男性用コロンのサンプルがあるから嗅いでみる?」と
僕が言ったのを思い出して戻ってきたそうだ、僕もすっかり忘れていた。
コロンのサンプルを10種類ほど嗅ぐと、とても嬉しそうにしていたので
ボクもお土産にもらったそれらを彼女にあげた。
もうひとつキャサリン・ハムネットの革のベスト=自分用に買ったのだが
ボクには、微妙に似合わないそのベストも
前々から、似合って&気に入ってくれたモデルさんにあげるつもりに決めていて
昨日のセヴンティーンにあげることにした。
身長もボクとほぼ同じ、大器の匂いがするセヴンティーンだった。

0 件のコメント: