2011年10月13日木曜日

林直康「街の記憶」という写真展

ひと月ほど前かな?林直康さんという面識のない人から
封書で届いたダイレクトメール↓

封書にはボクの「静かな生活」という写真集を
気に入っていただいていると書かれており、DMの写真もイイ。
彼はアマチュア写真家とのこと
とはいえ、ボクの「静かな生活」の写真も「お仕事」ではなく、
そういう意味ではアマチュア同士。
ちょうど時間のあった午前中、写真展におじゃました。
写真展の写真達、撮られているモチーフがボクのツボにハマるものが多い。
「静かな生活」の写真を気に入っていただけるわけだ。
要するに波長が近いとか、似た者同士だとかいう感じ。
お会いしたら年齢も同じだった。
街の隅に置かれている具象のオブジェや彫刻。
夕方の光がスリットライトのように照らす自動車。
照り返しが妙な質感を見せるビニールハウス。
朽ち果てそうなカーテンが掛かった窓のある建物。
そのあたりがツボに嵌った。
彼はフィルムで撮ったものを
スキャニングしてデジタルプリントしているとのこと。
ボクの方は最近そういう「気配の写真」から
ちょっと気分が引き気味。
刺激で背中を押してもらいたいという下心もあった。
ボクならこうフレーミングする、こうプリントを作ると
好きなモチーフの写真を見て失礼ながら思ったり
そういう意味でも、少し「考えさせて」いただけた。
もっとも写真作品自体は作者の思いがすべてなので
ボクが同じ被写体を撮るとしら?というレベルの話で
ボクがどうこう言う筋合いではない。
まだ会期は残っているので、お近くにいらした方は是非どうぞ。

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