2017年8月26日土曜日

写真と機材を実用性という尺度で見ると

フィルム時代のペンタックス67とかをご存じの方ならご理解いただけると思うが、最近のフルサイズデジタル一眼レフ用高性能レンズ、確かに6x7用より明るくAF化されているとは言え、ペンタックス67のレンズより大きく重くない?そして、4000万画素から5000万画素レベルのフルサイズ画像の実用的な観点から解像度を考えると、フィルム時代に6x7版は超えて、4x5までには到達していない印象。つまり、フィルム時代の35mmフルサイズは、機材の大きさ、使用印刷サイズの限界などからデジタルカメラで言えばほぼマイクロ・フォーサーズに近いと僕は思っている。そして現在のフルサイズ(35mm相当)高解像度デジタルカメラは、ボディレンズのサイズ重さ、実用解像度などはフィルム時代の6x7版以上だと理解できる。
 上がペンタックス67用レンズカタログ、下がSIGMAフルサイズ用高性能レンズカタログ

先日実験した魚眼レンズ補正、A4見開き程度の印刷物を想定すれば15mm魚眼レンズを5000万画素で撮影すれば、24mmシフトレンズの代わりに十分使える。多分2400万画素のカメラで撮影しても大きな問題はないだろう。
もっと言ってしまえば、暗くない環境下ならスマホ・カメラ撮影の画像でA4はイケるだろう、ざっくり画素数で言えば500万画素でA4はOK、1000万画素でA3、2000万画素でA2、5000万画素でA1という計算になるが、プリント実験ではその2倍程度はレンズ性能や使用感度さえ無茶しなければ大丈夫だと思っている。500万画素のトイデジでA2プリントを焼いたこともある、この時のレンズ性能・ノイズリダクション性能はプリントで分るレベルの低さだったが、それは「味」としてクリア、1200万画素の初代マイクロ・フォーサーズ機パナソニックG1で焼いたA2プリントは全く問題なくキレイだった。
、、、とすると、普通に僕が請け負っている取材系の撮影仕事では17mmや24mmのアオリレンズは必要がない。100mmを超える望遠レンズでの撮影も仕事以外では撮らないので、そちらのレンズも予算さえ許せば、マイクロ・フォーサーズ高性能カメラ+F2.8望遠ズームやF1.8級望遠レンズがあれば事足りる。ただし、請負撮影仕事からの撤退はもうカウントダウン中なので、そちらにバジェットを割く気はないが・・・
そう(自分のための写真)考え始めると、やっぱりFoveonと高感度で小型のシステムだな

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